モバイルSEOの現状
2010年までは、モバイル(携帯電話)の分野においても、リスティング広告・SEO・LPO・Web解析といった各種SEMサービスがwebマーケティングにおいてメディアミックスの相乗効果をもたらしてきました。
しかし、モバイルサイトは、スマートフォンの普及により今後は減少傾向になると予測されています。よって、モバイルSEM対策全般にその方向性を見直す必要が喫緊にあり、特異な発展(日本に限る)をしたモバイルサイトのマーケティングは、今後どのように扱えばよいのか早急かつ慎重な検討が必要となります。
日本国内のスマートフォン市場は、2005年からウィルコムがスマートフォン端末を投入していたものの、一部のユーザーに支持されるのみで、爆発的な広がりを見せることはありませんでした。
その状況で【iPhone】は、一般ユーザーに対してスマートフォンの認知拡大や便利さをPRしたことにより急速に普及し、スマートフォン市場を一気に拡大させました。この成功をはじめ、2010年は国内のスマートフォン市場が急拡大し、2011年以降はますます普及を促進させています。
スマートフォンとSEO対策,SEM対策
モバイル端末からWebを利用するユーザーは、自宅やオフィスといったPC環境の無い状況での利用がメインとなっています。つまり接触回数は増えるものの、1回の接触時間は短時間です。
その中でより多くのユーザーを「お客様」に転換するための第一ステップとして、ユーザーのニーズにあった情報を瞬時に提供することが求められます。
ユーザーは数秒でサイトを評価し、コンテンツを読むべきどうかを決めます。ユーザーと短時間で的確なコミュニケーションをとるためには何をすべきなのでしょうか。最も効果的であろうと考えられるのが、webサイト運営の基本中の基本であるコンテンツを用意することです。つまり、【スマートフォン向け】のコンテンツを用意することである。
多くのスマートフォンユーザーがPCコンテンツの閲覧を目的にしているのは明らかですが、ユーザーは「モバイルサイトよりも多くの有意義なサイトが存在するから」という動機でスマートフォンを利用している場合が多いからです。